2006年08月31日

born in a wrong place

とりとめもなく、

思いや考えの断片化されたものがまるで楽譜の音符のように

つらつらと流れていく。

ひとつひとつがかわいらしい音を持っているけれど、

すぐに消えていってしまうものばかりで、

私はそんなものたちを前にしてどうしていいか分からない。

きらきらと光っているものたちは儚くて、

それ故に愛らしく、

またそれ故に恨めしい。

飾りのいらない、

なんて美しくて危ういものなんだろう。

うっとりといつまでも眺めていたくなる。


どうしてこうなってしまったのかは分からない。

どうしてここに自分がいるのかは分からない。

この道をたどってきたのはたった一人で、

誰でもないこの私なのに。

道筋はいくつにも分かれていて、

どこかの分かれ道で迷って入り込んでしまった

今日の道。

否定はできない、

ただそこにあることを受け入れてあげる。

自分ができるのはそんなことくらいか。

流れていく時間が永遠に思われたのは

いつのことだったんだろう。

遠く遠い昔の私、

実はちっとも変わってなんかいない、

成長のできない自分、

そこが少しもどかしくかわいらしい。



いつからか感じていた違和感。

順応できたと思っていたしばらくの間。

いろんなものがぎずぎず音を立てて

ごまかしが効かなくなって来たとき

はっきりと胸に差し込んでくる痛みは

異邦という匂いからだ。

そう、人は生まれてくる場所を選べない。

けれど、そのあとは自由なはず。

見えない鎖を掛けているのは私。

この私自身なのだから。
posted by Sleepyhead723 at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | poems | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

thunder storm

Early in the morning, it came along with darkness. It was awfully silent, a thunder storm just broke my sleep.

夏の嵐が好き。

あの何かがやってくる前の静けさ。
一気に暗くなる空。
過去と未来が入り乱れて、時空が裂けていきそうで
その隙間にいっそ吸い込まれてしまいそうで
息を飲む。

あ、降り出した。
もったいぶって降り出す雨は
いつだって土砂降りで、
外へ飛び出して一緒に泣きたくなる。
思わず、その瞬間が、
時間が止まって心臓の鼓動も耳に入らなくなる。

ひとしきり空は泣いた後
からっきし晴れる。
それはまるでまだ涙の乾かないうちに笑い出す
幼い少女のように
無垢であどけない。
思わず背筋が伸びてしまう
青空は、
そこにあるだけで安心をくれる。

空をのぞきたくなる。
透明に突き抜けていく光が呼んでいるから。
雑念を洗い流してくれたあとの
ご褒美みたいなもの。
真っ直ぐ上から降ってくる光は
疎ましい横からの
日常のうるさい理不尽な物質とは違う
裸の心に降る未来。

哀しみはいりません。
欲しいのは光だけ。
明日が来るのだという希望だけ。

It dissapeared before I knew. It was too bad that I lost the precious moment that the storm gave me. However, I can see the bright sunshine after that.
posted by Sleepyhead723 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | poems | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

carnations

scarnations 008.jpg

黄色のカーネーションをいただきました。


花はいつも突然訪れ、
笑顔をくれる。
優しい優しい笑顔だ。
どんなに嫌なことがあっても、
その花がくれる一瞬の喜びは
何事にも勝る強さがある。
どんなに小さな花であろうと、
道端に咲いた野草であろうと、
額縁のなかの動かぬそれであろうと。

その力が自分にあったなら。
そんな一瞬の感動を、笑顔を与えられる魔法があったなら。

それはきっと笑顔だろう。

それだけでいい。
それだけでだいじょうぶ。
心に宿る温かい強い気持ち。
しっとり潤った心。
これが明日の糧になる。
静かに燃える命の源になる。

一日一輪の笑顔の花。
咲け咲け、
静かに、強く。
咲け咲け、
しとやかに、揺るぎなく。
posted by Sleepyhead723 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | poems | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

そのとき

そのとき、私は下を向いていた。
だから見つけた。
小さな物体がこそこそと動いていた。

大都会の地下に、
そのまたさらに低いレールの下。

野生のねずみを見たのは
ひどく久しぶりだった。

昔見かけたときは、自らおてんばな私が
側溝に下っていって見つけたんだった。

今はこうして、大都会のこんな中心で、
なんとはなしに見かけてしまった。

私はそのとき下を見ていた。
なんとはなしに、下方の遠くの方をぼぅっと見つめていた。
吸い込まれてしまいそうで
自分がどこにいるのかも分からなかった。
そんなとき、
あんなに暗くて、電車がびゅーんと走る怖いところで
その子は一生懸命生きていた。
その瞳は輝き、恐れを知らないようだった。

そのとき、
その小さな体は、
突然私と大逆転した。

どこまでもどこまでもは続かない人生に
はっとした。
posted by Sleepyhead723 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | poems | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

緞帳な空

頭に掛かってる緞帳。
停滞。
行き詰まり。
袋小路。

ちょっとだけ、寂しくなっちゃったり。

弱いところが出てるんだな。

いたわってやりましょう。
自分を守れるのは自分しかいないからね。

いつかは来るさ、蒼い空。
澄み渡ったどこまでも果てしない。
海の向こうに映る空。
どこまでも、どこまでも。

心のなかは温かい。
黄色い光が指してくる。

さあてよく寝て
黒い空気にさよならしよう。
重たい頭をおいていこう。

外は雨。
明日のための溜め水だ。

posted by Sleepyhead723 at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | poems | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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